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さよならを告げたい
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マンションについて
部屋に入って。
「冬弥話って…?」
「那谷さん、今までありがとうございました」
「え」
「すっごくすっごく迷惑かけて」
「おい、冬弥」
「プライベートは嫌な思いばかりさせて…」
「ちょ、冬弥!?」
溢れる涙を我慢して続ける
「仕事場でも…邪魔ばかりっ」
「何言って…」
「挙句にはミスまで…」
溢れてしまう涙はボタボタと床に落ちる
「俺はっ…、那谷さんに何も出来なくてっ…」
顔はぐちゃぐちゃになっているんだろう
「な、那谷さんのっ…そばにいる資格なんてないんです…っ」
那谷さんは俺に近づいてくる
俺は顔をあげる
「那谷、さんすみ…ませんでした。」
涙はとまらない
那谷さんは何も言わない
「那谷さん、だからっ今日で俺たち…」
「冬弥。だからっ」
「那谷さん、今まで、っありがとう、ご、ございました…」
那谷さんが俺を抱きしめた
「冬弥何言ってる。冬弥は俺にとったらかけがえのない大切な存在なんだ。」
「…もう、嘘はやめて、、下さいぃ…」
「違う!ほんとに傷つけて悪かった…!俺が避けてたのは理由があるんだ…」
「理由なんてっ…そんなのっ嫌いになったからに決まってっ」
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