アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
触れ愛の後ー遥海sideー
-
ー遥海side
俺の腕の中で果てた艶めかしい泪は、気を失うように眠りについた。
その綺麗な肌と可愛らしい顔には似つかないドロドロとした泪の欲望が腹から胸にかけてを汚している。
「ぅ......」
泪の中から俺のものを引き抜くと、泪は悩まし気に眉根を寄せヒクっと蕾が収縮した。
栓が抜けた穴から俺の精液が垂れ、その光景にゴクリと固唾を飲んだ。
こんな姿を見てしまうと、出したばかりの息子は硬さを取り戻そうとするし、写真に撮っておきたいだなんて本物の変態じみたことが頭を過って俺を悩ませる。
それらの邪念を振り払うように立ち上がり、新しくクローゼットから衣服を取り出し身に着け泪の身体を清めてやろうと濡らしたタオルを用意した。
身体を丁寧に拭い、あの平凡幸太くんを思い浮かべながら気を紛らわせ、中に出したものを掻き出してやる。
そして、敷いておいたバスタオルを回収して洗濯機に放り込み、とりあえず泪には俺の綺麗なTシャツを着せて布団をかけた。
全く目を覚ます気配のない泪の髪に指を通して滑らせ、頬を撫でた。
「泪...」
愛しい者の名前を口にしただけで溢れんばかりの様々な気持ちが俺の胸を占領する。
やっと...やっと手に入った。
身も心も、泪の全部が俺のモノになったんだ。
今だ動機が激しく何度もリピートされる贈り物。
意識を失う前、掠れる声で泪は
「好き」
そう告げてきた。
聞き間違いではない。本当に泪が俺に言ったんだ。たった二文字の贈り物が、どんな高価な物とも比べ物にならないぐらい嬉しくて、俺の心を満たしていく。
「俺も好きだよ...たまらなく好き」
回答はもちろん返っては来ないけれど、それでもいい。こうやって俺も言葉にしたかったんだ。
だらしなく緩んでいるであろう顔。こんな顔絶対に泪には見せられないな。
ただでさえ、ダサいところ晒したばかりなのだから。
あんな風にがっついて...泪は処女だからもっと優しく甘く蕩けるように抱いてやりたかったのに。途中までは、挿入は無しでもいいとさえ思っていたのに。
泪のあられもない姿を目の当たりにしたら我慢とか、俺には無理な話だった。
初めての快感に怖がりながらも、俺に身体を預け、そして眩暈がするほどのエロい声を上げて喘がれたら、どんな男だって一コロだ。
おまけに敏感な身体で触るところが全部性感帯なんじゃないかって疑いたくなった。
そんな全部で俺を誘惑してくる泪。とどめに、奥に来て...だぞ!?本当に初めてか!?
ソッチの才能あり過ぎて死ぬかと思った...。キュン死にってやつ。
そのせいでゴムをする余裕もなくて、挿入して、キツいけど絡みついてくる熱い泪の中が気持ちよすぎてガンガンに突いて...極めつけは中出し......。
信じらんねぇ...。初めてのやつに生でヤッて中出し...自分勝手だったよな。
思い出せば思い出すだけ、ダサい自分への後悔と興奮が沸き上がる。
今までしてきたどのセックスよりダサくて、気持ちよかった。
これが、気持ちがあるかないかの違いなんだ。
本気かどうかの違い。
「ホント...死にそう......」
泪の頭の下に片腕を通し、布団に潜り込んみ泪の横に並んでぎゅっと抱きしめた。
隙間がなくなるようにぴったりとくっつき、魅惑の唇に優しくキスを一つしてから俺も夢の中へ落ちていった。
ー遥海side end
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
56 / 123