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side一期一振【R-18】
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「鶴丸殿、もう、そこいいですから・・・っ」
「でも、もう少し拡げないと、負担がかかるのは君の方・・・」
私の必死の懇願への返答は、随分理性的だった。
「私は・・・要りませんか?」
自分の意図とせず出てきた、情けない程女々しい一言。
鶴丸殿は、それを溜め息で流し「本当にそう思って言ってるのか?」と低い声で言う。
違う。そんなの分かってる。
首を振って否定して、でも続きは言葉にならなかった。
今まで、挿入のタイミングは全部彼任せで進んで来たから、こういう時にどう言えばいいのか分からなかった。
「・・・鶴丸殿、早く中、来て・・・」
単語と単語を繋ぎ合わせただけの、拙い誘いに乗ってくれるか不安もあったけれど、鶴丸殿は困ったような顔をした後、笑顔をみせてくれた。
「じゃあ、出来るだけ力抜いといてくれよ」
言葉と同時に自分の中に、熱いモノが侵入してくるのが分かった。
自分の身体を内部から押し広げられる感覚。
痛みはないけれど、独特の異物感。
熱を感じた部分から、ドクドクと脈打つ。
それが自分の内部の脈なのか、彼のものなのかは分からなかった。
この感覚が嫌いではなかった。
繋がっているという充足感が同時にあるからだろうか。
最初は優しく揺らされ、その内馴染んでくると、その律動は激しくなった。
ずっと我慢していた、自分の嬌声が動きに合わせて呼吸と共に漏れる。
一度我慢を辞めてしまうと、もう抑えも効かず、止め処なく溢れていく。
「あ、だめ、また・・・う、あぁっ」
後ろを衝かれ、前を擦られた同時の快感に耐え切れず、私は達した。
自分から吐き出された液が、自分と彼の腹を汚す。
「一期、もう少しだけ我慢、いいか?」
余裕が無い掠れた声でそう言い、彼の熱が自分の中で擦られる。
「平気ですから・・・もっと。もっと下さい」
間もなくして、鶴丸殿の液体が自分の中に弾ける感覚があった。
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