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慣れない返事
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「お、おい優が来たぞ!」
「私、負けてる感じがする。」
「俺、告白しよっかな。」
よかった。今日の見た目は自分でも、結構納得のいく姿だからな~。
僕の名前は百川優。高校2年生。 性別は男。でも、姿は女の子。
小さい頃からかわいいものが好きで、女の子の服を着てみたら、案外似合ってた。
だから、高校から男の娘として過ごしてるんだけど、男女ともに評判はいいみたい。
「優、おっはー」
「葵、おはよう。」
彼の名前は篠村葵。中学からの友達だ。
「葵、朝から元気だね。」
「そうか?俺はいつも通りだぜ!っていうか
やっぱおめぇ、女みてぇだな。嫁にしたいぜ!!」
「フフ。僕はそっちの趣味はないからね。」
「えー。連れね~。」
「優、ちょっと来てくんない?」
他クラスの男子からのお呼びだし。たぶん、告白だろな。 最近よくされるから。
「俺と付き合ってくれ! お前、かわいいから男とか気になんねぇ。」
ほら、やっぱり。僕に告白する人はたいてい僕の見た目。そんなやつと付き合うつもりなんかない。
「ゴメン。君とは付き合えない。」
何回、言ってもやっぱり馴れない。心が痛む。
「そうだよな。わりぃ。じゃあな。」
そう言い残して彼はさっていった。
僕も教室に戻ろ~。
教室に戻ったら葵がすぐに寄ってきて
「なんて返事した?」
「断ったよ。だってね、僕は葵の奥さんになるんだもん。」
「優・・・。そうか、じゃぁいますぐ結婚しよ!」
「嘘だよ。バーーカ」
適当にながしながらもどうやったら、断ることに馴れるか考えてた。
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