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開いたドアの向こうに進むと壁一面白く塗られた
13人入ってもまだ少し余裕があるくらいの四角い部屋だった
優
「すっげー…」
透
「いや確かにすげーけど…
なんでトイレにこんな物があるんだよ」
しかも、合言葉が『ただいま、ハル』って。
おそらくハルは春人の事だろうけど
出雲
「じゃあ降りようか。」
史郎
「降りる?」
出雲は扉を閉めてその扉の真上にある三角のボタンを押した
するとガタンと小さな揺れが起き、10秒たった所でまた小さく揺れた
出雲
「ついたよ」
千鶴
「まさかのエレベーターかよ」
アオ
「学園に地下があったなんて…」
扉が開くとそこはコンクリートに囲まれた長い廊下が延々とのびていた。
リキ
「なんだよ、コレ…」
出雲
「ふふ、驚きの連発で面白いでしょ?」
律
「逆にあんたは楽しそうやな」
出雲
「楽しいっていうより、嬉しいんだよ。
ずっと止まり続けてた長い長い物語が刻一刻とエピローグに向かって進み始めてるんだから。」
律
「ふーん」
出雲
「…もしかして怒ってる?」
律
「別に怒っとらんよ。逆にその物語に自分が少しでも含まれてた事が嬉しいくらいやわ」
出雲
「・・・・・」
律
「勘違いすんなよ。
例えあんたが俺らを利用してたんやとしても、それを選んだのは自分らや。
リーダーにつかわれるのが自分らの喜び。それがチームMIRTや」
出雲
「…ありがとう。律」
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