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俺は取り返しのつかないことをした。
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朝比奈は、手を器用に動かし包帯を巻いてくれる。
「「…………………………………」」
沈黙。……気まずい。そんなことになったのも
やはり、俺が原因だろう。、、
なんで あんなこと言っちゃったんだろう俺。
「あのさ」
∑(O_O;)
ぐるぐると悩んでいるとき、朝比奈が、
話しかけてきた。
「……俺な 両親いつも仕事忙しくて 帰ってくる日は
いつも、1年以上は、経ってからだった。」
「……え?」
い、1年!?
「もう慣れたけどさぁ、広い空間で 1人って、
小さい頃は、結構寂しかったんだよな……。」
「……。」
こんな時、どんな言葉をかければ、いいだろうか
「大丈夫だよ?」「頑張った?」…………無責任なこと
言ってるよな?これ…。
「…お…おれは、ぼろアパートでも、母さんは、
節約や、手伝いばっかり……されてて、
少し…………ぅるさいなぁ、とか、じぶん……で
やれよ……とか思ってた……。だ、だけど
朝比奈の話聞いて、俺、馬鹿だったって…………
朝比奈の気持ち考え…………てなく………て。」
「ひ、雛形!?涙が……!」
「………な……みだ?」
自分の手を使い 目の周りをふくと、本当に
俺の瞳から涙が溢れていたことが分かった……。
それに、その涙は 止まらず何度も何度もふいても
ただただ溢れるばかり……。こんなんじゃあ
もっと、朝比奈を傷つけてしまう……!
「ぅぅ。なんで?なんで、とま………って ヒクッ
くれない‥…………………のっっ!!」
パニックに陥った俺は、床に頭を打ち付けてしまっていた…………。
「…………!」
そのとき、取り返しのつかないことに、気づいて
しまった俺は、急いで帰ろうと、走った
が、
「待てよ。」
「ひっ。」
朝比奈か、俺の腕を掴んだ。離したくても
朝比奈の力が強すぎて、振り解けない!!
「…待てって言ってるんだよ。」
「……………」
聞いたこともない、朝比奈の低い声に
言葉が失ってしまった。
……抵抗を、しなくなった俺に気づくと
朝比奈な、ふと 笑い俺を、ふわりと
抱きしめたのだった。
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