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番外編・時雨と誕生日
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「…ふぁ…!」
それから暫くして、夕飯として友也さんが運んで来てくれたご飯は、凄いご馳走だった。
僕が友也さんの手料理で特に好きなものが沢山。
「即興で作ったから味は保証しないわよ?
さて、今から時雨君の誕生日パーティーしましょ!」
エプロンを外しながら、友也さんは笑顔でそう言ってくれた。
食卓につくと、美味しい匂いが空腹を誘う。
ん、すっごく美味しそう…!!
「時雨君、誕生日おめでとう。
来年も再来年も、一番にお祝いするからね。」
わざわざ僕の方に身体を向けて、目を見て、伝えてくれた。
こんなの何年ぶりだろうって思ったら、涙が出てきた。
「あらあら、泣き虫ねぇ。」
抱きしめてくれて、もっと涙が出た。
「…友也さん、大好き、です…」
「ふふっ、ありがとう。アタシもよ。」
僕も来年からずっと、友也さんを一番にお祝いさせて下さい。
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