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番外編・やっと side湊
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やっぱり、この人達は優しかった。
殺されても文句は言えない事をしたと言うのに、笑顔で俺を迎え入れてくれた。
湊は心の奥にいて、いつも俺を通して世界を見てる。
たまに愚痴や毒を吐いている事もあるけど、前みたいに独走する事はなくなった。
*
…けれど湊の制御は、酒を飲むと弱くなるらしい。
目の前には、酔ってふにゃふにゃになった兄さん。
俺はザルだけど、兄さんは下戸。
酎ハイ三分の一ぐらいで今の状態。弱い。
「湊ぉ…」
とろんとした目で見上げてくる兄さんは可愛い。
俺の前でも似た様な状況が起こっているけど分かる。
櫻井先生の気持ち、凄い分かる。
だって可愛いじゃん。
同じ酒飲んでるのに兄さんだけこんなにへろへろだし、セックスしたいと言わんばかりのこのエロ気。
…あ、制御効かない。
「誘ってんの?兄さん。
そーんなエッロい目で見てさ、そんなに俺の挿れて欲しいの?」
(あーあ、湊出てきちゃった…。
言葉攻め露骨なんだよなぁ、湊って。)
「湊ぉ、えっちしたいぃ〜。」
俺の膝に乗って首に両手を回し、潤んだ目で見つめてくる兄さん。
やべぇな、我慢出来ねぇわ。
「せんせー、ベッド借りるよ?」
「…好きにしていいわよー、掃除はしてね。」
先生も、獣みたい。
目線を一切こっちに向けずに棒読みの返事。
まぁ確かに、珠川時雨もエロいよね。
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