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保健室の男①
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次の日、見事に、腰が痛かった。
『いっ…てー…』
『んー…まだ痛いかー…やっぱ初めは痛いよねー』
隣でパックの牛乳をストローでちゅーちゅー飲みながら、嫌味のように言ってくる友達。
『くっ…俺今日はバイト行けない…』
『ええー?!…まさかもう辞めちゃうのー?…こまるよー今ほんと人手不足でー柚はほんとにいいバイト制なんだからー!』
『辞めるんじゃなくて……俺の腰が持たないんだ!』
そう言って俺は、友達の居る教室から出て、
午後の授業はさぼった。
『保健室…開いてるかな』
この学校の保健室は、
先生が研修のため、ちゃんと保健室があいてる事がない。
ガチャ
『…あ、…あいてる…せんせー?』
保健室に入ると、
予想通り誰もいなかった。
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