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【緑高】幸せだったよ、ありがとな。~俺が真ちゃんに残したかったもの~
予兆
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―高尾side―
今日もしんちゃんを乗せて走る。
坂とかけっこ―きついけど、そんなこんなで幸せなんだよね。
オレらは3か月前から“お付き合い”というものをしてる。
恋愛的な意味で。
周りからの偏見もあるかもしんねーけど、先輩たちやまわりの仲間、ライバルたちも、オレらの関係を認めてくれてるんだよね。
『ありがたいのだよ』
とか真ちゃん言ってるしwwまあ、幸せ。うん。笑
今日もまた部活なわけで――――
「ちーっす。」
「ちんたらしてないで早く着替えるのだよ。」
「はいはい。わかった、わかった。…って、真ちゃん、今日の持ってるそれはなに?non-non?」
「…今日のおは朝のラッキーアイテムなのだよ。堀北真衣ちゃんが載ってる雑誌だったのだよ。わざわざ青峰に借りに行ってきた。」
「マジで?wwいやぁ~、人事尽くしちゃってるねーwww」
「茶化すな、高尾。」
「へいへいっと」
ちゃっちゃと着替えていきますかーっ
「む…。」
「どったのー?真ちゃん。俺のからだまじまじ見ちゃってさーww」
「高尾、その痣(あざ)はどうしたのだよ。」
「痣?」
「そこの、腰のあたり。いくつもあるのだよ。」
「ああ、ホントだ。」
鏡で見ると、確かにオレのからだにはいくつか痣があった。
「どーせ!真ちゃんがつけたキスマークでしょww?」
「ちがうのだよ。昨日はつけていない」
「木村ァ、パインよこせ。」
「っと、宮地サン。朝からラブラブですんませんw」
なんだろう、この痣。思い当りねぇなぁ…。
このときはあまり気にも留めなかったけど、まさかこれが…
大事なサインだったんだなんて――――――
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