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監禁生活。--幻夢--
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「おはよ!功太!」
(...え?なんで...)
理樹が目の前にいる
周りを見渡すとそこはいつもの教室
クラスの皆が笑っている
「なんで...あいつの部屋は...?あいつは?枷も、ない...。なんで、なんで...」
困惑しておどおどする俺に
明るい声で話し掛けてくれる
「どうしたんだよ功太?...あー!お前さっきの授業寝てただろーっ。夢でも見たんじゃねぇの?大丈夫?」
目の前の理樹の笑顔がとても眩しくて....
この笑顔に会いたかった。
「夢.....?....そっか、夢だったんだな。悪い夢見てたんだな....」
俺は呟くと同時に泣き出した
「お、おい...どうしたんだよ!功太、大丈夫か?どんな夢見たんだよ...」
「怖かった...お前が側にいなきゃ、俺...だめだ...だめなんだよっ.....」
心配そうに顔を覗く理樹の目を見る
困った様な顔を
すぐに笑った顔に変えてくれる
一方的に泣き出して
意味不明な事を言ってるにも関わらず
理樹は優しい笑顔で包んでくれた
「....理樹、好きっ...大好きっ....いつも言えなくてごめんっ...俺っ....俺ぇ....っ。」
泣きぐずる俺の事を抱き締めてくれた
「うん、うん...。大丈夫。俺も大好きだから。ずっと側にいるから...」
理由を聞かず受け止めてくれる
耳元で何度も大丈夫、大丈夫と言ってくれた
やっぱり俺は理樹がいなきゃだめなんだ。
ちゃんと言えた
好きだって伝えられた
ちゃんとーーーーー。
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