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今回の職場 7 sideミツルギ
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「──…これ」
「マジでお前が縫ったの?」
「……あんた、袖捲る癖あるだろ。前回、あんたは袖を捲りながら、途中で辞めた。捲ると前回のオーダーメイドは腕がキツくなった。違うか?」
的中された。
タイトなシャツは、捲り上げると腕が締め付けられて痛い。だからダメにしてやった。
それを、コイツは一発で当てた。
「たった1回見ただけで?」
「……そー言うのには自信あるんで」
「凄いな……俺ですら分からなかったのに」
「今回、シャツの袖は見た目よりゆったり作ってある。捲りあげても締め付けられないくらいにな。停める所もあるから見た目も悪くないはずだ」
あくびを噛み殺しながら答える衣装責任者。
「……なんだ、寝てねぇのかよ」
「…誰のせいだよ」
「ごめんね水蘭田君!ちょっと休んでて?!」
「…いいよ。見届ける」
目を擦りながら眠気に耐えている責任者──ミランダ。
は、眠気吹っ飛ばすよう、一発で決めてやるよ。
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