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出せ!!
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気付いたら、ソファの上に寝かされていた。いっそ夢であって欲しかった。
相変わらず一糸纏わずの姿で、着けているのは忌々しい拘束具で。
何処かに繋げられているのかと思うと怖くなって、出来ないくせに逃げたくなる。
「おはよ」
「ひっ……」
「仕事はお休みさせてもらったよ。マンションも解約したし、明日には荷物が届くから」
いい子にしててね、と木崎に頭を撫でられ、俺は声が出なくなる。
「きざき」
「此処では“棗さん”って呼ぼうか。壱」
「…帰らせろ」
「聞こえなかった?君のマンションは解約したって」
「なんで…」
「壱、解らない?」
無防備な腹部に手を滑らされ、思わず目を瞑る。
「昨日、壱は何回イったか覚えてる?俺達が何回射精(だ)したか、覚えてる?」
「知ら…ない」
「観る?」
取り出したパソコンのスリープモードから立ち上げて、ファイル名【壱】をダブルクリックする木崎。
「その体勢じゃ観づらいでしょ」
「観たく、ない」
「ダメ。ちゃんと観て」
「や、やだっ!!」
音量は最大で、画面もスクリーンモードで。
「どう?犯されてる自分を観るのってなかなか無いでしょ?」
「止めて…くれ」
「『止めてください』でしょ」
「止めて…くださ……い」
「止めるとでも?」
「や、ぁあっ!!」
「上目遣いなんて反則。勃ったじゃないか」
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