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別れ
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来夏は涼真の行動に目を見張っていた。
何故涼真が自分から身体を離したのか、理解できない様子だ。
涼真は来夏の顔を見て、改めて罪悪感に包まれる。
「……ごめん、来夏。僕、このままじゃだめだと思うんだ」
来夏は黙って涼真をまっすぐに見つめている。
ふう、と大きく深呼吸すると、冷たい空気が肺に広がっていく。
それと相反して、手にはたくさんの汗を握っていた。
「……来夏、僕たち別れよう」
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