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服屋に着くまで色々試みたけれど、大して意味を為さなかった。
余計に疲れただけで、到着する頃にはもう
どうせこの身体では逃げられないし
と、抵抗するのは諦めていた。
「ここだ。邪魔するぞ」
「ヴィント様!お久しぶりですね!」
…ヴィント?
聞いた事のない名に首を傾(かし)げる。
疑問を問おうとしたら、背中を押され、この店の店主と思(おぼ)しき女性の前に突き出された。
「服を見繕ってやってくれ。この後も色々と回るつもりだから、それに合わせて頼む」
「ふーむ…」
上から下までジロジロと見られて、耐えきれず目を逸らす。
「よし!お任せ下さい!さあ、こっちにいらっしゃいな!」
「え、あの、まっ」
突然の事態に思わずヴァンを見ると
楽しそうにひらひらと手を振っていた。
食料はまた買えそうにないです…
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