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冷火
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さっきまでは余裕があって、どこか面倒くさそうな雰囲気だったのに
突然ガラリとそれは変わった。
冷たい、肌に刺さるような殺気
それは紛れもない『怒り』の感情で
凍りつくように冷たいのに、激しい烈火のようだった。
俺のものなんて一瞬でどこかへ消え去って
代わりに焦りが生まれてくる。
不自然にざわめき始める木々。
俺は
アルが次の行動を起こす前に間に割り込んだ。
止めないと
それだけを考えていた。
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