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頬が痛いです
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「はぁ?!ヒック…
んなわけないだろ!この変態二重人格!」
予想外の発言に思わず顔をあげれば、ニヤニヤ顔を隠しもせず俺をまっすぐに見る圭太の瞳とかち合った。
両頬を包み込むように手が伸びてきた。ヒヤリと冷たさに包まれたかと思ったら、グニニニッと頬を引っ張られた。
「だーれーが変態二重人格だコラ」
「い、いひゃいいひゃいいひゃい!!ごみぇんなふぁい」
相変わらず容赦のない…
でも間違ったことは言ってないぞ!声には出さないけど
「おいコラ
反省してないようだな」
バ、バレた?!
「バレバレだ
思いっきり顔に出てるぞ」
ギャー―――!!
痛い痛い痛い!!爪立てないで!ぐりぐり動かすな!!
「あ、あと言っとくけどちゃんと怜司の事好きだから」
すっ……
~~~~~~~!!!
ぎゅうぎゅう抓ってた頬をまた両手で包んでギリギリまで顔を近づけてきた。
さらりと前髪が絡み合う。
「からかったりなんかしてない
だからもっと俺の事考えろ」
「な、なに言ってんだよ!
お前だって女の子好きだろ?!だから中学でとっかえひっかえ…
それがめんどくさくなったからって俺を性欲処理に使うな!!」
自分で言って何悲しくなってんだよ俺!
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