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すぐに追いかけたのに、先生はいなくて、俺は先生の家まで来た、でもインターホンを鳴らしても先生は出て来なくて・・・
『どこ行ったんだよ・・・』
あ・・・学校・・・?
俺はまた走り出して、学校の前まで行くと、体育館の灯りがついていて、確かめたわけじゃないのに、そこに先生がいるって思った。
ゆっくりと体育館の扉を開けて中に入ると、先生は何かをするわけじゃなく、静かにそこに立っていた。
『先生…』
俺の声に先生はパッと振り返り
「イチ? 何でここに…お前具合悪くて寝てたんじゃ…」
俺は先生に駆け寄って、先生を抱き締めた。
「な、何だ? どうしたんだよ」
『先生…先生…俺、具合なんて悪くない、試合…負けて、悔しくて…ただのサボりだった』
「うん、わかってる…辛かったんだよな?」
『先生っ』
「逃げるなよ、負けた事もお前を強くしてくれるから、だから…逃げるな」
俺は頷きながら、泣いた…
俺は長い時間、先生に抱きついたまま背中を撫でられ、しばらくして
「お前、何で制服着てんの?」
『あ、これは先生の家から明日学校に行こうと…』
「お前…ヘコんでる割にはしっかりしてんのな」
『先生、泊まっていい?』
「ダメって言っても来るんだろ? 仕方ないから、今日は特別な。ヘコんでるらしいから、言うこと聞いてやるよ」
『何でも?』
「何でもは無理かな」
『じゃぁ、いますぐシたい』
「は?ここで?」
『うん』
「ここはダメだろ、学校だぞ? ダメだ」
『嫌だ』
俺は先生を担ぎ上げ、体育館の倉庫に押し込んで鍵をかけた。
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