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「ん……あっあっ」
次第に内股がふるふると震え、足がつま先立ちになる。絶頂が近い証拠だった。
しかし、そんな矢先に帝は指を抜いてしまう。
「みか、ど? な、なんで……?」
震える口先で問うと、帝は言葉ではなく、行動でその答えを示した。
馨の蕾に、何かが触れた。それは、熱くて、ふと、その凶器を見た馨は、帝の胸板を押す。
「……まって! 今は、だめ……」
「待たない」
小さな孔を押し広げて、それは侵入してくる。
駄目、と言っている馨だが、恍惚とした表情で挿入の瞬間をじっと見ていた。細められた瞳は、涙でキラキラと光ってまるで宝石のよう。蜜孔も蜜孔で、キュンキュン締め付けながら、悦ぶように奥へ誘っていた。
「あ……あ……」
「ほら、どんどん呑み込んでく」
「っ、だめ……それじゃ、イっちゃうから、っ! ……?っ!?」
目の前に閃光が幾度となく走る。
熱い楔で最奥まで一気に貫かれ、馨は声にならない声を発して、快楽の頂点を迎えた。
「……っ、すげ」
むっちりと帝の屹立に吸い付いて蠢動する孔に、さすがの帝も歯を食いしばった。
「ふっ……あーあ。馨のでシャツ汚れちゃった……脱がして?」
「……え。い、今?」
「そう、今な」
帝が馨の手をとってシャツへ導くと、馨は震えながらも釦を1つずつゆっくりと外していく。
徐々に現れる帝の逞しい身体。
トクン、と馨の心が擽られる。そして、無意識にも帝を締め付けていて。
3、4つ外したところで、帝から舌打ちが聞こえた。それとほぼ同時に、律動も始まる。
「あっ!? み……かどっ」
「くっそ……」
ヌルヌルぬかるんだ馨の秘孔は、帝をすべて包み込んで、程よく締め付けてくる。奥を突くたびに、蜜が溢れてくるみたいで粘着質な水音は絶えない。
誘惑する馨の身体は、思っていたよりも帝を追い詰めていた。
「馨……、手ぇ止まってるっ」
「んっんっ、だって……あ、や、無理ぃ」
帝は、再び舌打ちをした。
確かに、馨の手はシャツを掴んだままで、動きそうにないみたいだ。
もどかしい。もっと、と、だらしなく貪るように隅々まで求めている自分がいる。
こんなセックスは、帝王と呼ばれる身として相応しくないはずなのに──。
ブチ、といくつかの釦が弾け飛ぶ。帝は無理矢理シャツを脱いで、床へ投げ捨てた。
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