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噂の梶原くん
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「…ねぇ」
僕はその女子たちに声をかけた。
「ひ、雛野くん!」
女子たちはキャーキャー言ってる。…構わないけど話してくれるかなー?
「さっきのその…梶原くんの話、どこで聞いたの?」
「…梶原くんの……?」
女子たちは何で?って顔してる。まぁ、当たり前っちゃ当たり前か〜
「あ、何かね水族館で絡まれたらしい友達がいて、その友達の彼氏が前梶原くんと喧嘩したみたいで…」
あのアマああああああああああ
つまり、あのアマの彼氏がアキちゃんを知ってたってこと…?それであらぬ噂を流したの?え?何?彼氏いんのに僕らを逆ナンしたの?
「…雛野くん?」
「あ、ごめんねありがと」
僕は女子にお礼を言って席に帰る。女子は僕がアキちゃんのことを聞いた不信感よりも僕に話しかけられた喜びの方が高いようだ。疑いの目は無い。
……この噂、どこまで広がってんだろ……
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