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五時限目4
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終業のチャイムが鳴ると、肩の力が抜けた。
「次回の授業で答え合わせするから終わってなかったらやっとけよ」
あと、俺がこけたのは他の先生に内緒な。
おどけてごまかして授業を閉じる。
そのあとはつかまらない内に西館の一番人が来ないトイレに走った。
下着が気持ち悪い。
「あの、くそガキ」
小用の便器の前で下着の中を確認すると、にちゃ着く精液が亀頭にも裏筋にもまぶされていた。
その上下着が水分を含んで気持ち悪い。
応急処置をどうするか考えながら、無性に煙草が吸いたくなった。
カタンと音を立てた入り口に慄いて振り返る。
「どうしたんですか、先生」
にっこり笑ったくそガキに朔良は唇を引きつらせる。
「どうもしねーよ」
吐き捨ててスラックスのベルトを締め直し、櫻井の脇をすり抜けようとすると、思った以上の力で腕を取られた。
「う、お」
そのままずるずると一番奥の個室に押し込められる。
「そうですか、じゃあ時間空いてますよね」
個室の便座に座らせられると、普段見下ろしている顔を見上げる格好になった。
「俺、先生に教えてほしいことがあるんです。」
獲物を見据える目で朔良を見つめる。
休み時間が10分もあることが、この時ばかりは恨めしかった。
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