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混乱の月曜日3
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更にエロ妄想に拍車がかかっちゃう。
「で、裏取引しちゃったセンセイになにか用ですか」
「あ、いや、」
誤魔化して言うと、躊躇うように再び目を伏せる。
頬に唇と同じ朱色がさす。
「啓太先輩が、華村先生に土産持たせてもらったって、ケーキくれたんで」
名前を出すだけでこっちまで照れそうなくらい初心な顔を見せる。
「お礼、言っておこうと思って」
これで付き合ってないなんて、おかしい。
どう見たって相思相愛なのに、キスまでしてるって話らしいのに何でそこで萌えにストッパーをかけられるのか。
いや、ストッパーには全くならないのだけれど。
「あと、」
思い出したように表情を切り替えた小松崎が姿勢を正して朔良を見る。
「先生のとこの櫻井、放課後借りますんでその了承をいただいていいですか」
意趣返しかと一瞬疑ってしまった。
「え?何?なんで俺の了承?」
挙動不審気味に言うと小松崎がくるりと目を丸くした。
「顧問でしょう?部活、しばらく遅れると思うから。」
「あ、はい。そうです」
勝手に墓穴を掘った気持ちになってその墓穴に入りたくなった。
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