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「えーまくん!」
「わっ!」
名前を呼ばれたのと同時に背後から誰かに抱き着かれた。肩越しに振り返ると、天使……もとい梓がいて、悪戯っぽい笑みを浮かべながら「えへへ、待った?」なんて言ってくる。今この瞬間、めちゃくちゃスクールラブエンジョイしてんなと感動を覚えた。って、素直に感動してる場合じゃない。
「今日も特に何もなかった?」
「うん。……心配してくれてるんだね、嬉しい」
肝を冷やすような事件から一週間経った今。意外にもあれから何事もなく、怖いくらいに穏やかな日々が続いている。が、あの会長がいつまた奇行に走るか分からないし、俺はともかく梓にまで被害が及んでしまったら事が大変だ。念のため出来るだけ梓と一緒にいることにし、ここ最近はバイトがあっても梓と帰っている。
「当たり前でしょ。恋人なんだからさ」
「咲舞くん……」
さぁ帰ろうか、と手を伸ばす。すると、嬉し恥ずかしそうに梓の指が絡みついてキュッと俺の手を握る。所謂恋人繋ぎだ。めちゃくちゃスクールラブ(以下省略)
帰路に着こうと一歩を踏み出した時、ねぇ、と握る手に力が込められた。
「今日、ボクの家両親居ないんだ。だからね……」
甘さの含んだ声音で、そっと上目がちに俺を見る。この恋人様は本当に人に甘えるのが上手な人だ。
感激のあまり、まだ校舎内というのも忘れ梓にキスしてしまった。
……会長、見てないよね?
*
「あっ、ハァッ、気持ちいいよ! 咲舞くんっ!」
梓とは週に三回は絶対にヤッている。この間なんか下に梓の親がいるのにも関わらず、行為に及んでしまった。最初は純真無垢で性行為なんて知らず恥ずかしがっていた梓が、天使みたいに可愛い顔を快楽でぐちゃぐちゃにして自ら腰を振って求めてくるのに時間はかからなかったように思う。
「んあっ、ああっ、気持ちいい? ボクの、中ぁっ! あっ、ふぁっ!」
「ん、気持ちいいよ…」
正面からガツガツ突き上げると嬉しそうに涎を垂らしながら嬌声を上げる梓。激しく揺すぶるたびにベッドがギシギシと音を立てていて壊れるんじゃないだろうかと心配になる。
「はぁ…っ、もうそろそろイキそう…」
「あっあっあっ、中に! 中にらしてぇ、えまくんの子種、あじゅさにくらしゃ、こなれ、いっぱいいっぱいどぴゅどぴゅっして、あぁん! あじゅさ、えまくんの赤ちゃん産むのぉっ、おっ、ふぐ、んうううっ!!」
親がいない分、大胆に叫んでメスイキを決める梓。前を触ってやるより、よっぽど中で感じるらしく随分とメスイキも上達している。梓の声に煽られるようにして、ピストンを早くしお望み通り、一際奥に精を吐き出す。
びゅく、びゅるっびゅうっごぽぽ……
「……っ、はぁっ…」
梓が女だったら確実に孕むであろう量と濃さのザーメンだ。
梓のとろとろの中と俺のザーメンを馴染ませるように二、三度腰をぐっぐっと押し付ける。
「あふぅ……んんっ、う…」
「はぁ……はぁ…ん、あっちぃ……」
荒い呼吸を整え、ふぅ、と息をつく。それにしても暑い。目元に流れる汗を腕で拭った。
六月も半ば、じっとしてても暑いのにセックスなんてしたら汗がハンパない。しかも、外に声が漏れないよう窓を締め切っているため、むわっとした熱気が部屋に篭っている。
もちろんお坊ちゃまである梓の部屋は冷暖房完備であり、梓もする前に「冷房つける?」か聞いてくれた。けど、まだ七月にも入っていないのに冷房をつけるなんてもったいない! と庶民じみた精神が顕著に出てしまい断ってしまった。俺の下で同じく汗をかく梓が「だから言ったのに」と言いたげな目を向けるのに苦笑いするしかない。
でも、汗だくセックスも獣みたいで悪くないと思うよ。二人の汗が溶け合い、より熱を感じられて。
汗を伝うこめかみにキスし梓を抱きしめるとベッドに倒れ込んだ。俺のモノはまだ梓の中に入ったままである。
「もぉっ、んっ…咲舞くんのせーし、あついよぉ…」
「全く、そんな男を煽るような台詞、どこで覚えてくるの?」
体を重ねるごとにエロさが増す恋人に嬉しいやら心配やら。教え込んでるのは俺であるのは間違いないのだが、予想以上にエロくなりすぎて色々と不安になってくる。ただでさえ、熱心な信者がいるくらい人気の高い人なのだ、変な虫がつかないといいのだけど。
「咲舞くん、好き……」
「……ん、俺も好きだよ」
「ふふ、嬉しい。…ねぇ咲舞くん、ちゅーして?」
可愛らしく強請る梓に、微笑んで唇を重ねた。甘くてぷるぷるの唇。ちゅっちゅっとバードキスを繰り返していたけれど、それじゃ物足りないのか梓の方から舌を入れてきた。
「ん、はむ、んんちゅ、…れろっんんっ…くふ…」
小さな舌が一生懸命動いて俺の舌を絡めようとするのが可愛らしい。応えるように舌を差し出してやると、今度は舌先をちゅうちゅうと吸い付いてきた。まるで子猫が母猫の乳を吸ってるかのようでくすぐったい。可愛いキスだなぁ、と感想が浮かび手持ち無沙汰の右手を梓の尻たぶへと伸ばした。手のひらに収まる梓の小ぶりな桃尻はすべすべで柔らかい。ぐにぐにと揉んで感触を楽しんでいると、キスに夢中になってたはずの梓が「あっあっ」と短く吐息を漏らした。
「んぅっ、あっ、えまくぅん…ひゃう、そんなに揉んじゃぁ…」
「んー? だって梓のお尻触り心地良くって」
「あっ、あぅんっ、やだぁ、キスに集中してよぉ…うんっ……ちゅく、んっ」
言いつつもくねくねと腰を揺らしてるのはどっちかな。連動して結合部分がにちゅにちゅ音をたてている。梓が腰をくねらせるもんだから中に入っている俺のモノが刺激され、また膨れるのが自分でも分かった。
「ふっ、あはっ…咲舞くんの、おっきくなったぁ…」
「っ、そうやって煽るから……」
「うふふ、いいよ? ……もっともっとボクの身体でいっぱい気持ちよくなって…」
あーーーもう可愛いすぎか!!!
叫びたくなる気持ちを押し殺す代わりに、梓の舌へとむしゃぶりついた。
暑さなんて関係ねぇよ!
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