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「会長、もうっ……」
「んっ、まららめら、ちゅぷ」
「ああっ、咥えたまま、喋らないでっ」
高級車の中で下手に暴れるわけにもいかず結局あれよあれよと会長のされるがままとなったが、間違いだった。
今の状況を簡単に説明すると、俺は絶賛会長にフェラをされている。それってどんなラッキースケベだよと思うが良く考えて欲しい。この車の中に俺と会長以外にももう一人いることをお忘れではないだろうか。そう、運転手の伊吹さんだ。
至ってノーマルな性癖の持ち主の俺としてはこの状況、非常に気まずい。てか、こんなことして会長大丈夫なの? それと、伊吹さん的には大事な坊ちゃんがこんなことして止めないわけ? 俺、この車降りたら殺されたりしない?
「随分と余裕だな」
「うぁっ、」
ぐぷりと深く咥え込まれ腰が浮く。若干不機嫌そうな目がチラリと俺を見上げる。どうやら集中しろと仰っているようだ。
「かいちょ、う…は、ぁ…すご」
「れろ、んぶ…じゅぽ、ん…んく」
会長の口の中ぬるぬるであったかくて最高に気持ちいい。それに普段ツンデレ通り越してツンドラのような人が俺の足の間で一生懸命ご奉仕している姿ってヤバいほど興奮する。
色んな意味で限界が近くなった俺は荒くなる息を抑えつつ「会長……」と呼ぶ。ぴくり、と会長の肩が呼び掛けに反応すると、ペニスから一瞬口を離した。が、
「このまま出せ」
「……え」
再度口に含むとフェラを再開させる。しかもさっきより激しさを増し、じゅぽじゅぽと車内に卑猥な音が響きわたる。まるで射精を促す為だけのような動き。待って待って、と焦って制止を掛けるが会長は止まってくれない。
「くちっ、口離してっ 会長!お願っ」
せめてティッシュで、と言う前に。
じゅるるるっと強く吸われ、その刺激の強さに会長の口内で達してしまった。会長は会長で吐き出される量の多さに苦しそうに眉根を寄せている。口で受け止めきれなかったザーメンがつぅ、と垂れてシートに落ちそうになるのを慌ててハンカチで会長の口元を拭う。あぶねぇ。高級車の弁証とか恐ろしすぎでしょ。
「会長、すみません。吐き出していいですから……」
一回出したことにより先ほどに比べ冷静になる。俗に言う賢者モードだ。それが高級車に乗っているなら尚のこと。
まだ口に俺のザーメンを含んだままでいる会長の背中をさすろうとして、ハンカチで押さえている手を弾かれた。
きつく眉根を寄せたまま、会長の喉仏がごくりと上下する。
──え、飲んだ?
「っ、けほ、……出しすぎだ」
俺を睨んでそう言う会長の目の端が若干赤くなっている。会長は自分のハンカチを取り出すと口元を拭う。
「か、」
それまで呆気に取られていた俺は徐々に我に返ると──
「会長のスケベッッ!!」
気付いたらそう叫んでいた。
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