アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【目線低っ】よっぴー総受け 5 (完)
-
Side.wato
よっぴーさんが眠りについたあと、俺はベッドから離れて、1人机に向かった
専門的な本を開いて、普段はかけない眼鏡をつけてじっくりと読む
「....わとさん..?」
わと「あっ...アイクさん」
アイクさんが、梯子から顔を覗かせてこちらを伺っていた
しまった、机のランプの光、漏れてたのかな
わと「ごめん、起こした?」
アイ「いえ、自分もついさっき目が覚めてしまって...
Yさん、ぐっすりですね」
わと「そうやね...寝顔もほんとかわいいな」
年下というのは、昔から癒されるものだ
だから、俺にとってアイクさんとよっぴーさんは一番の心の支えとなっている
よっぴーさんはすごく心配してくれたが、気持ちだけで俺はとても嬉しい
アイクさんは、こっちに近づいてきて、俺の机を覗く
アイ「これ、明日行くっていった海底遺跡の情報ですか?」
わと「まぁな」
俺は眼鏡を外して、腕を組んで机の上に凭れる
わと「明日はバステンさんが忙しくて情報屋さんがおらんからな、頼りないかもだけど俺がサポートしようと思ってな」
アイ「....わとさん、ちゃんと寝てますか..?」
アイクさんが俺の顔を覗いて、不安そうにそう言う
俺はいつもの元気な笑顔を浮かべ、両手を横に小さく振った
わと「大丈夫!俺丈夫やし、これぐらいどうってこと...」
アイ「隈できてますよ」
わと「あっ........ッ...」
思わず、言葉を失ってしまう
喉が詰まって声が出ない
こうやって空元気を見せても、鋭いアイクさんには一瞬でバレてしまうんだ
わと「よっぴーさんに続いてアイクさんにもバレちゃうかぁ...」
アイ「誰も、無理してる貴方を求めてなんかいませんよ。
休みたい時には、素直に休んでもらって構いませんし、甘えたい時は存分に甘えてください。
自分もYさんも、心配になって倒れそうですよ」
アイクさんがそう真顔で真剣味な感じで言うから、一瞬驚いてしまった
が、それに思わず吹き出してしまう
アイ「ちょ、何で笑うんですか!?」
わと「ごめんwwアイクさん、よっぴーさんと似たようなこと言いよるけん。
ありがとう、大丈夫。
アイクさんも早く寝んと、俺は慣れとるけど寝坊すると?」
アイ「......そうですね。
じゃあ、おやすみなさい」
アイクさんは、優しい笑みで自分の部屋へ戻って行った
わと「.....無理してるのは求めてない...かぁ。
それだけ心配かけとるんかな。
....今日は、よっぴーさんの言う通り、もう寝ようか」
俺は席を立ち上がって、ぐーっと背伸びをしてから布団へと戻る
隣には、いつものよっぴーさんの顔があった
.....ん?いつもの?
わと「...あ、よっぴーさん、戻っとる」
よっぴーさんは、いつもの姿に戻っていた
ちょっと待って、服はち切れて全裸なんやけど!?
急いでよっぴーさんの部屋に服取りに行かんと!!!
俺はすぐにそこへ向かい、服を持ってきてよっぴーさんをゆさゆさと揺する
わと「よっぴーさーん!戻っとるよぉ!」
よぴ「んんっ、あぇ...?」
よっぴーさんは、眠そうな目をこすりながら体を起こした
そして、すぐに自分が元の姿に戻っているのに気づき、体にあちこち触れる
よぴ「あ、戻ってる!!」
わと「良かったなぁー。
っていうか、はよ服着んと!
はい、服」
よぴ「あ、ありがとうございます...」
よっぴーさんはいつもの落ち着いた低い声で礼を言って、和服をきっちりと着た
すると彼は、机に目線を向けて、俺に鋭い目線を送る
それが何故かわからなくて、思わず首を傾げる
よぴ「わとさん...また起きてましたね」
わと「えっ!?な、なんでわか...!」
よぴ「ランプ消し忘れてます!」
怒り気味に頭に軽くチョップを入れられる
痛くはないけど、彼なりに心配しているんだろう
俺はよっぴーさんも巻き込んで、また布団へと横になる
わと「ごめんごめん、今眠ろう思ったとこなんよ!」
よぴ「....本当です?」
わと「ほんとほんと!」
よぴ「そうですか...じゃあ、おやすみなさい」
俺をじっと見つめた後に、ふっと笑ってそう言った
それに俺もつられて笑い、もう眠りについてしまった彼の頬に口付けて、頭を撫でた
わと「おやすみ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 83