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ドキドキ入浴中
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side:貴澄
「メイくん!おかえりなさい」
今日の午前中に出かけたメイくんが、午後になって帰って来た。
「先輩、ただいまー」
あれ、メイくんどうしたんだろ?
何ていうか…
「………メイくんどうしたの?」
「え?」
「なんだか疲れてない?」
いつもメイくんは笑顔が耐えなくて、学校でもスマイル王子とか言われてる程爽やかでにこやか。
でも今のメイくんは笑っているけど、笑っていない、困っている様な笑顔だった。
「………うん、疲れてる」
そう言ったメイくんは、心なしか元気もないみたいだ。
メイくんは、少しだけ苦笑しながらゆっくりと僕の肩に頭を軽く乗せた
メイくんどいしたんだろう…
でも、でも僕は嬉しいな
凄く不謹慎だけど、いつも僕がメイくんに甘えてばかりだから。
メイくんはこんなふうに、自分の弱いところは僕にあんまり見せてくれなかった。
「ごめん、陰気臭いのは良くないよね」
だけどメイくんは、カッコよくて強いから我慢しようとしちゃうらしい。
僕じゃやっぱり頼りないのかなあ……
ちょっと寂しい
「メイくん…そんなこと…」
僕が何か、メイくんの為にできることないかな。
少しでもメイくんが元気になってくれれば………
「先輩ありがと。俺ちょっと早いけど、風呂入ってくるね」
「お風呂!!」
そうだお風呂だ!
「?!」
予想以上に大きい声が出ちゃって、メイくんがすごくビックリしてた…
恥ずかし…これからは気をつけよう、うん。
と、兎に角、前にメイくんと約束してたし…
「えっと……俺、風呂入ってきちゃ駄目…な感じ?」
「ちが!違くないけど、っ、その…お風呂…」
お風呂誘うのも恥ずかしいし、恥ずかしさから口が回らなくてかみまくりだしッひえええ
は、恥ずかしい………
「うん、先輩落ち着いて。風呂がどうしたの?」
メイくん笑ってるし……
ムッとして、ジィっとメイくんを見た。
「一緒に、入りたいな…って」
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