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ドキドキ入浴中
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side:メイ
「一緒に、入りたいな…って」
先輩は頬を膨らませるながら、上目遣いで俺を見つめてきた。
反則です。
先輩はそういうこと、無意識にやっちゃうから狡い。
俺は先輩にお強請りされたら、何だってやっちゃうのに。
先輩が望むんだったら、人殺しだってするかもしれない。
自分でもやばいって思うくらいには、先輩に溺れてる。
だけど絶対に抜け出せないし、抜け出したくない。
先輩が俺を嫌うことはあっても、俺が先輩を嫌うことは絶対にないから。
我ながら重いな…
先輩に対する思いは日に日に大きくなってるらしく、その重さには苦笑する程。
だから約束してたとは言え、先輩からまた誘ってくれたのは凄く嬉しかった。
「嬉しい、俺も先輩と一緒に入りたい」
そう言うと、先輩はにこっと笑ってから「お湯入れてくるね!」と言って、水場の方へ行った。
やっぱ先輩マイナスイオンとか絶対出てるよな…
自分でも気付かずに、桃山と会っているとき凄く気を張ってたらしい。
先輩の笑顔で全身から力が抜ける感じがした。
俺ってけっこう先輩に甘えちゃってる、よなあ……
しっかりしないと…
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