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心臓発作
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side:メイ
あー、先輩本当可愛い
健気過ぎ
だから例の浮気魔とも別れないのかなあ
いや、でも「結婚したいくらい」って言ったあのときの先輩、めっちゃ可愛いからね?
はにかんじゃって、もー、可愛い過ぎて心臓発作起きそう。
とか1人で悶えていたら、先輩が弁当まで作ってくれたらしい。
俺の両親は実業家で忙しく、あまり家に居なかったから、弟とほぼ2人暮らしだった。
あ、でもちゃんと愛情はちゃんと注いで貰えたけどね。
でも、俺が高校生になると海外に移住して仕事をすることが決まり弟はまだ中学生ということもあり、両親と弟は海外に行った。
だからと言って寂しいわけじゃないんだけど、こういう…何だろう、人のぬくもりが近くにあるのってやっぱり良いよなあ
手作り弁当とか、俺とは無縁の物だったし
とか色々考えていると、先輩がめっちゃ焦ってた。
「うわあ!時間がっ、メイくん急いで食べないと遅刻しちゃう‼︎」
「え、もうそんな時間?じゃあ先輩遅刻しちゃ悪いから先行ってていいよ」
流石に先輩まで待たせた挙句遅刻させるのはまずい。
自分だけならまだしも
「…へ?うん…でも…」
「いーよ、大丈夫。気にしないで先輩。あ、そうだ。あとこれ、合鍵」
そうだ、あっぶな
合鍵渡しそびれるところだった。
そう言ってリビングの棚の上から鍵を取った。
「いいの…?」
「え、だってないと困るでしょ?先輩も俺も」
「…うん、ありがとう…」
あ、先輩嬉しそう。
「いえいえ、どういたしまして。…って本格的に時間ヤバイ!」
「うわあっ、着替えなきゃあッ!!」
時計を見て顔を青くした俺達は、急いで学校の用意をし始めた。
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