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3人人狼編(22)
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(人間×動物です。苦手な方は一応ご注意を…?おそらくたぶん絶対需要のない動物です)
6日目・夜
side:シン
「…やっぱりシンだったんだね」
意外にもマサジは起きていた。俺としては、マサジが寝ている間にちょちょっと犯して去りたかったのに。
マサジはベッドの上で体操座りをして、膝の上に顎を乗せた状態でじっと俺を見つめている。
「絶対寝てると思ったのに」
「きっと襲いにくるだろうと思ったから、わざわざ起きてたんだ」
「抵抗するために?」
「ううん。変態って、嫌がってる姿を見るとよりこーふんするんでしょ?どうせ襲われちゃうんだから、抵抗してもいいことないよ」
「お、俺は変態じゃ…」
「毎晩違う男を襲うなんて、変態としか思えないよ」
「それは…」
反論しようとして諦めた。客観的に見たら、その通りなのだろう。
「頑張って起きてたのは、シンがゲイだっていうのを確認したかったからだよ。おれの考えが正解だったってね」
「へえ…それはよかったな」
やっぱりマサジを襲うことにしてよかった。昼の時点では、確実にノンケであるナルミを排除すればなんのヒントもない平等な話し合いになると思っていたけど、俺を強く疑っている人がいれば意味がない。なんだかんだ頭の良さそうなマサジなら、気づいているんじゃないかと思ったのだ。
「じゃあ、とっととおそっておれをゲームから解放してよ」
マサジはなんのためらいもなく自ら服を脱いでいく。
「えらく落ち着いてるな…嫌じゃないのか?」
「いやだよ。でもはやく帰っておうちのおふとんで寝たいから」
「え?」
「ふあぁ…ねむいや」
マサジは大きくあくびをした。
「お前けっこう大物だな…」
「………」
「マサジ?」
「………」
「このタイミングで寝るとか…」
マサジは裸になってベッドに腰かけた体勢のままスーっと寝息を立てて寝ている。
まあとにかく襲わなければいけない。
俺は起こさないように慎重にマサジをベッド上に仰向けにさせた。
さあ…今日はどうやって犯そう。
そろそろセックスも飽きてきた。こんなんじゃヤスに再会した時勃たなくなってるかもしれない。それはだめだ。確実に捨てられる…。
「透、いるか?」
なんとなく呼びかけてみたら、ガチャっとドアが開いて、本当に透が入ってきた。
「なに?どうしたの」
そう言いつつも、透は俺が何を言うのかわかっているかのように、にやりと微笑んだ。
「この前ヤスにもらった触手をもう一度貸してほしい」
「触手にセックスをさせて自分はとっとと帰りたいと」
「うん」
「だめだよ」
透は鼻で笑った。
「そんなんじゃ洋子ちゃんが納得してくれないからね!飽きたなら、違うやり方でやってみればいいんだよ。ほら、これをあげる」
透はどこからか紙袋を取り出し、俺に無理やり押し付けた。
「なんだよこれ」
「コスチュームプレイ」
「…返す」
「まあまあとにかく着てみてよ」
逆らいきれずに袋から取り出してみると、なんだかよくわからない灰色の服だった。
「…これ、着るのか?」
「そうだよ!これを着るだけで、もう世界が一変するから」
「言い過ぎだろ…」
ぶつぶつ言いながらも衣装を身につけると、突然世界がぐるぐると回り出した。
「え…な、なに、これ…」
「セックスすれば元に戻るから、まあ頑張って」
透の声が遠くから響いている。
「ま、まって…俺…あ……」
世界の回転に耐えきれず、俺の意識は飛んでいった。
目が覚めたとき、俺は鳩になっていた。
…正直予想外の展開に理解が追いついていない。
追いついていないにもかかわらず、目の前にはこちらをじっと見つめるマサジの顔。
「あ…起きたね。かわいいはとちゃん」
「ぽおっ?!」
鳩の体になっているせいか、うまく話すことができない。逃げ出そうにも体の使い方さえよくわからない。
マサジはそんな混乱など知らない顔で、俺の頭を撫でてきた。
「シン…だよね?いい匂いがすると思って起きてみたら、目の前にはとがいるんだもん。びっくりしちゃったよ。でもおれくらいの鳥好きにはわかっちゃうよ。これはほんもののはとじゃないってさ」
鳥らしさなんかあってたまるかって感じだ。
俺が首を縦に振ってみると、マサジは嬉しそうに手を叩いた。
「やっぱり!てことは、いいんだよね?」
いい…とは?
「このはとがシンなら、おれの好きにしていいってことだよね?」
マサジの目がキラキラと輝いている。なんだか…怖いぞ?
「いやあもうがまんできなくって。ふふふ」
マサジはそう言ってさっと服を脱いでいく。そのパンツの下には、信じられないものがあった。
「あはは、もう大きくなっちゃってる。恥ずかしい」
なぜ今勃起している…?!しかもデカい…!自分の体が小さくなったからか、余計に大きく見える。
嫌な予感がして後ろに逃げようとするが、鳩の足では上手く進めない。もちろん飛び方もわからない。
マサジは俺のバタつきを無視し、持ち上げた。
「はとの交尾はすぐに終わっちゃうんだよ。でもおれは人間だから、そっちには合わせられないんだ。ごめんね!」
…ああ、やっぱりそうだ。こいつ、鳩の俺とセックスするつもりなんだ。
いや、無理だろ!俺の体どうなるんだよ!
「あ、シンおもらししちゃったね。コロコロしたうんち、かわいいね」
恐怖のあまりフンを垂れ流してしまっていたらしい。でも今はそんなこと、どうでもいい。
「ぽっぽっぽぽぽぽぽ…」
必死に暴れるが、マサジは簡単に俺の首をつかみ、しゃがんだ体勢になって俺のよくわからない穴にペニスを当てた。
もう…終わりだ。俺ここで死ぬんだ。最後にヤスに会いたかった…。
「それじゃあさっそく、いれちゃうね!」
「ぽおおお!ぽおおお!ぽおおおおおお!」
ここが地獄か…。
尻にナイフを突っ込まれたかのような激痛が走り、俺は意識を失った。
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