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信じてた3
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こんな子供みたいな黒尾さんに
おもちゃ(僕)の
気持ちがわかりますか?
「さよなら」
僕の心は黒尾さんに
支配された
そんな黒尾さんから
逃げる
なんてできるわけない
でも逃げればよかった
はやく逃げていれば
こんな傷を負うことも
なかったのに
怪我のような傷だったら治る
けど
心の傷は一生治らない
この傷はどうすればいい?
黒尾さんの浮気を知った日から
僕は泣き続けた
泣いても何も変わらないのに
わかってるけど…
…とまらなかった…
そのせいかな
もう涙が出ないよ
前までは優しくてしかたがなかった
黒尾さんからの誘い
今は…
『浮気』
この言葉が頭から離れない
どうして…
僕はおもちゃ
使いやすい馬鹿な男だった
黒尾さんに好かれたくて
何でも彼の思い通りに
してきたのに…
黒尾さんに使われるただけ
そんなことも知らずに
僕は…
繰り返し使われる一粒
その粒の中に僕はいる
僕はこんなに遊ばれていた
踊らされていた
僕はなんて…
馬鹿なんだろう
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