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皇帝とベビーシッター 槇 成
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体育の授業だ。
バスケかフットサルを選べる。
いつもバスケばっかだし、フットサルをやりたい気もするんだけどやっぱりバスケしたい。
ま、顧問がいるからもう部活がてら強制的に審判も兼ねて選択する方は決まってるんだけど。
「結局俺らそろっちまうのか。」
将吾、槇田、成瀬、その他数人
と、俺。
「でもバランス的に、2つに分けられると思うよ。俺と練汰は別だろうな。」
少し残念そうに目を丸くして将吾さんは言葉を返す。
ポジション違うけど負けないからね。と微笑む。
「まぁ、お前らは別になるだろうけど。とりあえずグットッパでもして人数分けようよ」
さぶっとみをふるわせながらあくびをすると、そういいながら腕を伸ばす成瀬。
「はーい。皆手だして。せーの。」
グットッパ!
「成瀬、よろしく。僕ボール運ぶからゴールしたお願いね。」
にこっと爽やかに微笑みかけ、成瀬のあたまをぽんとなでて。
足も早く、小回りのきく槇田は普段足のドリブルが得意だけれど手のドリブルも見事だ。
運び屋をやらせたら大抵の人は止められない。
シュートもできないことはないが得意ではない。
フィジカルがそこまでいいわけではないので、ゴールしたには向かない
「パスうまく出せよ。俺、ボールもったら走れなくなるから。」
シュートとリバウンド、カット、スクリーンは抜群に上手いがドリブルが超絶下手くそでボールを持ってから動くとイエローカード貰いまくりなのだ。
自分からボールを奪いにいくと大抵はプッシング、ファウルの連続になる。慎重にいかないとあっという間に試合所ではない。
「はいよ。で、練汰どうしようか。あっちはスピード系が多くて将吾はばりっばりのセンターだし。」
「そーねぇ。まず、成瀬、お前の足腰ならあの巨人に負けねぇって、信じてるぜ。身長と足の速さは、テクニックでカバーだ!!」
つらつらつらーと一通りの作戦を伝えていき、将吾vsチーム幼なじみの対決となった。
「はい、たってー」
将吾と成瀬が向き合う。
成瀬が見上げる状況になる。
「もーぜったい無理なんだけど。ジャンプすんなよ」
おおよそ20センチさほどあるので完全に諦めモードを装う。
しかし、しっかり間接を動かし、バレー部のジャンプ力なめんなよと心のなかでいいながら
「いいよ。けど、俺がとれたら練汰いじめちゃダメだよ?」
にこりとほほえみ、見下ろして。
練汰になにかとちょっかいをだし、小競り合いをするのでたまには意地悪しないでねとこえをかけた。
「たまに意地悪するけど、いつもなかいいよ?なぁ!れーくん!」
「今日は相棒だからな!」
「…あーもうジャンプしよかな」
「ハイハイ、始めるよー!」
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