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ほんとのきもち8※
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ここから無理やり暴力の表現があります。
苦手な方はご注意を。
よろしければ、どうぞ。
(真理語り)
目の前に信一がいた。
「よお、真理。元気そうだな。」
手は後ろで一つに……金属の感触があるからおそらく手錠で拘束されてる。
足は紐で縛られていた。
フローリングの床からの固い冷気で僕の体は芯から冷えていた。
寒い。寒くて凍えそうだ。
横たわる僕の前に信一がしゃがみこむ。
まるで獲物を前にした肉食獣のようだ。
欲望にギラギラしていて胸やけがする。
気持ち悪いやつ。
「お前さ、俺を無視するのもいい加減にして欲しいんだよね。俺にも我慢の限界があるっつーか。だから、仲間に頼んで連れてきてもらった。」
信一は、監禁まがいのことをして警察に捕まったことがあるから気を付けろって兄ちゃんが言ったのを思い出した。
ははは。今更思い出すなんて、僕はばかだ。
兄ちゃんの言う事ををもっと聞いておけばよかった。
この間も約束をすっぽかしたし、前も葵君を使って冗談ぽくはぐらかした。
とっくに沸点に達してたんだろう。
信一の目は全く生気を帯びていなかった。
死んだ魚の様な無機質な目……。
この目には何を言っても無駄なのか。
この状況はどうしたら変わる?
どうしたら、逃げられる?
「……やりたいなら……やっていいから……外して。」
喉がヒューヒューいってうまく声が出ない。
無理やり声を出そうとしたらむせた。
「お前馬鹿か?ただやりたいだけなら縛ったりしねーよ。」
信一が僕の髪の毛を掴んでひっぱった。
痛さに呻き声が漏れる。
髪の毛がごっそり抜けた様な錯覚に陥る。
「この綺麗な顔が歪むのが見てみたいんだよ。」
床に顔を押し付けられて踏まれた。
頭蓋骨が軋む音がした。
歪んでるから……
涙も滲んでるから……離してほしい……
口の中が鉄の味でいっぱいになる。
ふと今日はバイト休んだら彗さんは心配してくれるかな、連絡が取れなかったら探してくれるかな、と思った。
けど、その考えはすぐ掻き消された。
苦痛から逃げたくて耐えるのに必死だった。
しばらくして、足を縛っていた紐を外された。恐怖で逃げる気は起こらなかった。
ズボンとパンツを下ろされ、お尻を突き出す姿勢を取らされた。
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