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母の悲しみと、自分を責める心と、僕への愛情が伝わって、胸がヒリヒリした。
こんな思いを家族にさせてまで、僕は一人暮らしをしようとしている。
「潤、毎日、電話、、くれる?
お母さんに、ご飯、届けさせて。
あなたの身体はまだちゃんとしていないの。
腸に負担のあるものを食べたら、、どうなるか、、、」
「毎日、、、来る、、の、、?」
有難いのに、凄く嫌だった。
ああ、、、なんて、、僕は、、わがままなんだ、、、。
「潤、、」
「母さん、、ごめん、、、毎日、、、だめ、、、僕、、っ、、っ、、」
すうっと血の気が引く。
父が僕を抱きかかえる。
「潤、わかった。
だめなんだな。
食事のことは考えよう。
でも、わかっているな?
佳子は、お前が大切で、心配しているんだ。
お前を監視するためじゃない。」
「わかって、、、ます、、わかって、、る、、ごめん、、なさい、、
どうして、、こんな、、ふうに、、なっちゃうか、、、
僕も、、わからない、、んだ、、、
母さん、、ごめんね、、
電話は、、するから、、、
少しの間、、、僕を、、1人に、、、して欲しい、、んだ、、」
目眩で目を開けていられない。
これで、一人暮らしだなんて、心配に決まってる。
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