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26.乱入
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「........なに?」
倉科にあんな情けない顔を見せたくなくて下を向く
「まだ仕事してないらしいな!駄目なんだぞ!!」
怖いけど、チラッと顔を上げてみる....
いつものように僕を睨む皆と_
副会長だけは目を反らしている、この前のことがきいているのか....
(見なければよかった)
震える手をぎゅっと握る
いやだ、そんな目で 僕を見ないで
やだ.... や だ
早く
消えて
倉科は言いたいことだけを言って満足したのか一通り僕に説教したら通りすぎていった....
本当に何がしたかったんだ
彼らの姿が見えなくなった__
震える足で立っていられなくて座り込む
授業中で人が来ないのが幸いだった....
だが騒ぎを聞き付けた先生が来るかもしれない
それでも足は凍りついたように、そして鉛のように重たく動かない
「いやだ.... こわぃ.. なんで僕が いつも....」
また
バタバタと慌ただしい足音が聞こえる
先生だろう_
そう思い重たい顔を上げると―――――……
「たちばなッツ!」
いいん....ちょう?
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