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嫌いだ
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いつから俺はこんな人間になってたんだろう。
いつ、俺は間違ったんだろう…
前にも、こんな事を考えた。
ゆうきとセフレになった時、間違っているってハッキリわかってたのに、辞めようとは思えなかった。
まだ、アリアンと付き合ってたのに、それとゆうきは別だと言い放った。
浮気なんて、柄にもないし、本気にアリアンが好きだったはずなのに、ゆうきと抱き合ってから、俺の中のゆうきの存在が大きくなっていった。
親友だ。
同じ会社に勤めてるし、他の誰よりも、俺はゆうきの事をわかってあげてるつもりだ。
例の彼氏よりも、俺の方がって。
ゆうきに求められるのが気持ち良い。
もっと、求められたい。
いつからか、そんなふうに思うようになった。
綺麗な綺麗なゆうきを、俺の手で、汚したい。
そして、俺だけのゆうきにしたい。
俺は、それを愛情だと判断する。
俺はゆうきを愛している。
彼氏…、入江がしたような事は、俺はしない。
俺なら、泣かせない。
絶対に離さない。
そうやって、愛してあげてるのに、ゆうきの頭の中はいっつも入江だ。
ちゃんと向き合いたい?
話し合ったらわかりあえる?
わかりあえてどうすんの?
俺とはもう、会わなくなるの?
最初に縋ってきたのは、お前だろう。
なのに、俺に用がなくなったら、俺から離れるの?
俺は、そんな軽い存在だったのか?
そこからだと思う…
ゆうきが憎い。
俺は、こんなにもゆうきをわかってあげてるのに、こんなにも大事にしてあげてるのに、
ゆうきは俺を、入江の『代わり』にしてるだけ。
そんなの許せないだろう。
俺の中の全部を壊して、俺とアリアンの将来を壊して、俺の愛を全部受け取って…
何一つ返してもらってない。
それからだ…とある人に助けを求めたのは。
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