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color れいちぇるサイド~オリジナル。Not BL〔フィクション〕
color れいちぇるサイド④~オリジナル。フィクション
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ミミは来ない
主に自分の投稿にいる
だからこっちが会いに行く
太っ腹なおっかさんみたいなノリママや、線の細い看護婦さん、エルムも来ない
“店”にあんまりいたくないとき
私は彼女らの投稿へお邪魔し、他愛ない話をしたりするようになった
数回それをやっててふと思った
私自身が居づらいんだ
静かな部屋が欲しい人もいるのではないのか?
翌日から“店”を二つにしてみた
通常の店と『読書室』
ここではお静かにってコト
二人ほど常連がついた
やたら緑茶がすきな中2と
星がすきで人がきらいな20代
それがまりんとcolorだった
*
まりんはミミと少し似ていた
家族の期待に音をあげているようにもみえた
colorはコーヒーは嫌いだという
何のむ?
ミックスジュース
了解
星が好きだといったから
飾りを唐傘とかでなく木星にした
大赤点と衛星をつけたら
colorは意外だったようだ
衛星幾つ知ってるの
そんなには
エウロパ、イオ、ガニメデくらい
大きさも形も知らないよ
colorはヒュウと口笛を吹き~いや、厳密には吹いたわけではなく、吹いたみたいなリアクしたと、それが現実なのだけど~
また来る
と言って去った
それからcolorは毎日来るようになった
必ず読書室の方
本店には全く近寄らない
その頃私は中3のえりかに
「私も店やりたいです」
といわれ
2号店を投稿内につくってやっていた
三店舗持つ大オーナー様だ(笑)
でもここにもヒザシが突進してきてしまった
えりかの店だといくら言ってもえりかの許可なく入りびたる
えりかが淋しくないように、という配慮だったかもしれないが、日中学校に行ってるえりかには、夕刻店に来ると人がてきとうにやっている、
それは決して自分の店感覚のもてるものではなかったろう
colorにもしでかしてくれた
読書室にノコノコ出向いて、何とcolorに挨拶したのだ
星姫は、星は好きだが人はキライだ
何故宇宙が好きかというと、宇宙は真空で人が生存出来ないからだと答えたくらい人が嫌いなのだ
それでも人としての礼儀はわきまえていたとみえ
目礼
と書いて退室した
その背中~的なもの~に激しい怒りのオーラを見たのはぜったい私だけではなかったと思う…
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