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当たり前-kyrt-
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彼は、
当たり前のように遅刻をする。
当たり前のように俺の家に来る。
当たり前のようにソファーに座る。
当たり前のようにゲームをセットする。
当たり前のように俺の隣で一緒に実況を撮る。
そんな当たり前の繰り返しに俺はいつから彼に恋をしたのやろう。
恋は考えてするものやろうか、愛は考えて生まれるものやろうか。
俺は“いつの間にか”彼に恋をしてしまったらしい。
彼は俺のことをどう思っているのか。
やっぱり“友達”としての好きしかないのやろう。
そりゃそうさ。
男が男を好きなんて一般的にはありえないことやから。
この一つのことで今までの当たり前も壊してしまうかもしれへん。
だから彼への想いに蓋をする。
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