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暖かな時間-sptw-
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「ねえ、つわはすさん、好き」
そう言えば彼は顔を真っ赤にさせる。
それがすごく可愛らしい。
「つわはすさんは?つわはすさんは俺のことどう思ってるの?」
「お、おお俺はセピアさんのことが…好きに決まってるじゃないですか」
段々声が小さくなるが、俺にはしっかりと聴こえた。
つわはすさんの“好き”という二文字の言葉が。
「嬉しい」
つわはすさんのことを優しく抱きしめる。
戸惑いながらもつわはすさんも背中に腕を回してくれる。
「あの、セピアさん」
「なに?つわはすさん」
「ずっと、一緒に、いてくれますか?」
つわはすさんは言葉を濁しながらも一生懸命に言葉を紡ぐ。
恥ずかしいのか、俺の肩に顔を埋めてくる。
「もちろんずっと一緒だよ」
「嬉しい、です」
そのままずっとつわはすさんのことを抱きしめていた。
そしてゆっくりと離れて見つめあって微笑んだ。
11.26
暖かな時間-sptw-【完】
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