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ボクの瞳に怯える琉
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「エロい顔、してたんだな……」
ペニスを握っていた手を放し、口の端から零れ落ちるボクの唾液を拭う琉の手に、顔を擦り寄せる。
触れられる体温が気持ち良くて、顔を擦りつけた。
すっと離れた琉の手は、シーツに擦りつけられる。
ボクに腰を打ち付けながらも、琉の手は、汚れを拭うように、シーツの上を這っていた。
液体が拭われた乾いた琉の指先が、ボクの喉元に触れる。
「兎羅(とら)………」
穿たれる度に、びくんびくんっと激しく痙攣するボクの胸元まで、指を滑らせた琉は、ぼそりと声を零した。
零れた言葉に、ボクは、見えない蕩けた瞳を、琉へと向ける。
ぴたりと動きを止めた琉は、ぐっと上体を起こし、縋りついていたボクを剥がした。
琉の大きな手は、ボクの瞳を覆い隠した。
どうせ見えない瞳。
隠されたところで、何も変わりはしなかった。
「見んな……、気持ち、悪い…っ」
くっと詰まるような息を吐いた琉は、繋がる部分だけを残し、身体を離す。
ぐっとボクのこめかみを掴んだ片手に、力を込めた。
「ぃっ………、痛い、です……んぁっ………」
ボクは、琉の手から逃れようと、首を振るう。
振るう度に、身体が蠢き、アナルの中にある琉のペニスを締めつけた。
締めつけた反動に、ゴリッと内部を抉られる。
琉の手を剥がそうと、指をかけ、足掻けば足掻くほどに、ボクのこめかみは、圧迫された。
指が食い込むほど掴まれているボクの頭。
その痛みから逃れるコトは、出来なかった。
頭に起こる痛みと、下腹部から湧き上がる快感に、心が捩れていく。
「りゅう………、りゅう、さまっ…」
溢れる涙が、瞳の端から零れ、琉の手を濡らした。
涙に濡れた手に、琉は、はっと息を吸い込み、手を離した。
はぁっと重く息を吐いた琉は、ボクのひくつくペニスに、指を絡める。
絞り出されるように扱かれるペニスに、アナルの中を緩く穿たれる感触に、身体は再び、快楽のみに支配されていく。
「んっ………はっぁっん………」
琉は、扱いていた手を休め、支えるようにボクのペニスを、緩く握った。
「飛べ……」
ぐっとアナルの奥を穿ちながら、空いている手をプジーにかけた琉は、ずるっと一気に引き抜いた。
「んああぁっ」
びくんっと大きく身体を跳ねさせ、ボクは白濁とした液体を自分に向け、放っていた。
射精した快感に蠢くアナルに、琉はボクの奥を穿ち、熱く迸る液体を注ぎ込んだ。
腹を熱くする感触に、ボクはそのまま、オシッコまでもを、漏れさせた。
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