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嫉妬の塊
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ハロに振るわれる暴力に、僕は無意識に庇っていた。
暴力ですら、怒りですら、ハロに向くことは、嫌だった。
ハロを庇った格好になった僕に、兄さんは、腹を立てた。
僕は、ハロとなど、シたくなかった。
僕の身体は、兄さんのもので。
心もすべて、兄さんのもので。
久しぶりに、兄さんに触れられた身体は、簡単に熱を纏った。
触れられる感触に、昂る身体が、妬ましかった。
ハロの中へと飲み込まれる感触は、悔しさしか、生まなかった。
ハロの中へと埋め込まれる兄さんのぺニス。
胸の中が、ジリジリと焦げた。
それは、僕のものなのに。
嬲られ喘ぐハロの姿に、胸の中が妬け焦げた。
再び、ハロの中へと挿れられる僕のぺニス。
雄の色を漂わせる兄さんの姿に、僕の身体は、熱を失わなかった。
選択しないハロに、兄さんは、暴挙に出る。
僕のぺニスが埋まるハロのアナルへ、自分のものをも、挿し込んだ。
ぐぐっと締めつけられる感触と、伝わる兄さんの熱と拍動……。
たまらない感覚が、身体中を這っていた。
ハロの中で混ざり合い、溶けてしまうような感覚に、身体が震えた。
――暴れたらハロが傷つくだけだぞ?
本当は、ハロのコトなど、どうでも良かった。
僕は、兄さんを取り戻したいだけ…、だった。
僕の喉を潰し、首を絞め、目を抉るなどと狂気の言葉を放っても、その奥には危うさが潜んでいて。
『暴れないから、外して』
唇で、そう告げた。
僕と兄さんの間に挟まれ、2本のぺニスを飲み込まされたハロの身体は、ガタガタと激しく震えていた。
意識を逸らせ、ハロの中から兄さんを追い出したかった。
兄さんを感じているのは、僕だけで良かった。
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