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さん。
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(くっそぉぉ……、なんなんだよアイツ!)
はだけた服装を正し、涙をこらえる俺。
安土兎代(あづち うしろ)
俺の家は、昔から名のある有名な財閥で、家族全員にボディーガードが付くという超ヤバメな金持ちだ。
特に俺は、生まれた頃の体質があってか、襲われることが多い。
だから、幼い頃から沢山のボディーガードが付いていて、ウンザリしていた。
それが嫌で、俺は普通の都立高校に受験し、一人暮らしをして平凡な毎日を送ろうと思ってたのに……。
あろうことか、俺の身を案じた父が、ボディーガードをつけることを条件にしてきた。
それが目の前にいるこの美青年。
俺のボディーガード兼世話係。伊月楓(いづき かえで)である。
年は23歳で俺より年上だが、俺を護衛するため現在同じ高校に入学している。
前は父の護衛をしていて、数々の武勇伝を残してきた。いわゆる戦闘のプロフェッショナル。
いくら腕に自信がある不良でも、彼にとっては赤子のようなもの。
実戦訓練をこなしていない者は、一瞬で倒されてしまう。
そんな凄腕の彼は、なぜか父の命令で俺の付き人になっているのだ。
ーーー先週
俺は変な奴らに人質として誘拐された。
目的は身代金目当てだったらしく、そのために俺は奴らにボコボコにされた。
最終的には伊月が俺を助けてくれて、事件は万事解決。
最後に俺は傷の手当てと評して、伊月に治療してもらった。
(だけど、その治療がまぁ怪しいもので……)
気づけば伊月のいいようにされてしまった。
(あれ以降、なぜか伊月が毎日俺のモノを抜くようになったわけだが……。)
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