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じゅう。
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「はい。」
『あ、お初にお目にかかります!私楓さんの代理で参りました、星野と申します。
えっと、ここは安土兎代様の部屋で間違いないでしょうか…?』
「あぁ、合ってる。
待ってろ、今開けるから。」
そう言って、俺は玄関のドアを開けた。
目の前に立っていたのは、オレンジ色の髪をした伊月より若そうな男。
ソイツは俺を見た瞬間、目を輝かせた。
そのキラッキラした目はまるで忠犬のよう。
(なんかモニターで見た時と雰囲気違くね……?)
「お会いできて光栄です!兎代坊ちゃんっ!」
「うおっ!?」
勢いよく俺の手を掴まれる。
「私は楓さんの部下で星野涼介(ほしの りょうすけ)と申します!
今回はこのような重要な役割を与えてもらえて、とても嬉しいです!」
「えっと、あの……。」
「俺のことは気軽に星野とお呼びください!
楓さんが帰ってくるまでの間、付き人としての役割を一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!」
「よ、よろしく……。」
なんなんだ、コイツは。
今までに見たことない種類の護衛に、俺が動揺してしまう。
(え、笑顔が眩しい…。)
最近の護衛は顔までイケメンなのか…。
部屋の中に入れると、星野はキョロキョロと周りを見渡す。
「早速ですが兎代坊ちゃん、夜ご飯はお食べになりましたか?」
「いや、食ってねぇけど……。」
「なら、今から俺がお作りします。キッチン少し借りても宜しいでしょうか?」
「どうぞ…。」
「ありがとうございます。」そう言って、星野は満面の笑みを浮かべた。
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