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海音ー!出来たよ!
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俺はこの世界では家族関係はどうなっているんだろう?
母さんは?父さんは?
謎だらけだ。こういうのは気にしないのが一番なのか?
「海音ー!出来たよ!」
智也がキッチンの方から声を掛けてきた。
そして持って来た皿には見たことない料理。
デカい赤い塊が乗った上にさらに小さい白い塊が乗っている。
もう一つの皿には紫色のペラペラとした物が乗っている。
そして最後に米に似たものが乗ってある皿、だが。
米らしき物の色は白ではなく、黄色だ。
見た目はマズそう、でもない、と思う。
智也が作ってくれた物だ。
いや、気にはなるが。
「智也、これは何だ?」
「えっ?この料理のこと?」
智也はさも不思議そうに聞いてきた。
「もしかして、知らない?」
「ああ」
変に思われたか?
まあ、ポピュラーな料理を何?と聞かれれば不思議に思うか。
「そうか。しょうがないよね、うん」
何かぼそぼそと智也が言ったが聞き取れなかった。
「何だ?」
「な、何でもないよ!気にしないで!?
えっとね、この料理はシザーっていう動物から取れるお肉を焼いたんだよ。
シザーの上に乗っているのはプルルっていう動物のお肉だよ。
この二つを一緒に食べると美味しいんだ!」
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