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試験期間 02
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「皆月さんも会いたいのを我慢してるんだから、色葉も我慢するしかないと思うぞ」
「だな…。あと三日…」
奏に宥められ、冷静になった。
光さんも俺に会いたいはずだから、もう少し頑張ろう。
「でもさー、いーちゃんがそんなにぞっこんになる恋人ってどんな人なの?」
ニヤニヤしながら聞いてくる日向。
「付き合っているとカミングアウトされて、結構経つよな。そろそろ会わせろよ」
そうなのだ。二人には付き合って割とすぐにカミングアウトして、相談にのってもらったりしていたけど、会わせたこともないし、写メすら見せたこともない。
「光さんが嫌がるから仕方ないだろ。俺たちと違って、すごく繊細なの」
光さんは改まって会ったり、写真を見せられたりするのがあまり好きではないらしい。
男同士だからだと思うから、光さんの性格的に仕方がない。
「それは知ってるけど!もうこれは、いーちゃんちでデートしてるところに突撃するしかないな」
「タイミングが合えばな」
旅行とか行ったりして、タイミングは合わないと思う。
まあ、いつか会わせてもいいかなとは思うけどね。
それは光さんの調子がいいときにでも。
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