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温泉旅行 一日目 01
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待ちに待った温泉旅行の日。
先週、俺が熱を出して直ぐに下がったけど、またぶり返すかもしれないと不安だった。
でも、ぶり返すこともなく、無事に今日を迎えることが出来て良かった。
泣いたことは忘れたことにした。
家を出るのは11時だけど、俺はこっそり早起きをして休憩のときに食べる弁当を作った。
光さんの好物の唐揚げは勿論のこと、おにぎりや卵焼きなどを使い捨てのトレイにいれた。
使い捨てのトレイを使うのは食べ終わったあとに捨てられるから。
弁当の他に、夏だから凍らせたゼリーを用意した。食べる頃には、溶けて冷えたゼリーになるだろうと思って凍らせてみた。
あとで起きてきた光さんは、弁当を見てすごく嬉しそうだった。
「シートベルトしてね」
「はーい」
11時。光さんの運転で、温泉旅行に出発。
俺は助手席で案内係。
天気も良く、ドライブ日和。
車内では、光さんの好きなロックバンドの音楽を流している。
運転する光さん格好いいなあ。
カシャッ
そんな恋人を思わず写メってしまう。
「何撮ってんのー」
「格好いいから撮りたくなる」
「じゃあ、あとで色葉くんも撮るからね」
ニヤニヤしながら運転する光さんも格好いい。
イケメンは狡いな。
そしてそのイケメンは趣味が悪いから残念だと思う。
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