アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
いきなりの朝勤 01
-
遅くまで眠っていようと思っていた俺の予定は、着信で呆気なく狂った。
画面を確認してみると、バイト先からだった。
え…なんで7時に…。
隣では光さんが眠っているから、リビングに行って電話に出た。
「…七瀬です」
「いろはたーん」
「切るぞ」
出てみると、何故か伊織からだった。
何で伊織が電話してきてるんだろう。シフト入ってなかったはずだし、そもそも朝勤ではない。
「あー、それは困る。ねぇ、今からシフト入れない?13時まで」
「はあ?何で俺が」
俺がそう言うと伊織は理由を教えてくれた。
どうやら朝勤の人が二人とも風邪でダウンしたらしい。
他の朝勤の人や店長とかも入れないらしく、最終手段で俺に電話を掛けてきたらしい。
俺も伊織も朝勤の仕事は一応出来るからいいんだけど…。
「面倒臭い。しかも俺デート中」
「俺も出てきてんだから、色葉もお願い!」
「はあ…。三十分後には着くように行くから」
折角の休みだった伊織も駆り出されていて可哀想になったから、結局行くことにした。
「さんきゅー!待ってるねー!」
スマホをテーブルに置いて、光さんのいる寝室にいく。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 197