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色葉の誕生日 02
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「3…2…1…ちゅ…誕生日おめでとう色葉くん」
「ありがとう」
日付が変わった瞬間、軽いキスをされた。
俺の誕生日なんだけど、唇を離して見た光さんの顔は、俺よりも嬉しそうな顔をしていた。
「光さん、俺よりも嬉しそう」
「そんなことないよ」
そう言いながらも表情を変えない光さんは可愛かった。
「んーっ…」
起きると光さんはもういなくて、テーブルにメモが残されていた。
"色葉くんへ
おはよう。
朝はサンドイッチ作って冷蔵庫に入れているから食べてね。"
「いただきまーす」
光さんの作ったサンドイッチは俺の好きなハムとレタスが挟まれたものだった。
そしてサンドイッチは光さん手作りの旗の爪楊枝を刺されていた。その旗のマークがハートマークとか可愛すぎる。
あの外見からでは、そんなことするとは想像もつかない。
そんな所を他の人には知られたくないと思う。
ギャップ萌えっていうやつで、他の人に目をつけられて欲しくない。出来れば人前にすら出て欲しくない。
なーんてね。光さんも俺も信頼しあってるから、誰かに惚れられても関係ない。
サンドイッチを食べ終えて、光さんにメッセージを送った。
"おはよう。
サンドイッチ美味しかった!
ありがとう。
仕事頑張ってね!"
「よし。天気もいいし、洗濯するか〜」
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