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色葉の誕生日 06
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「切ったよ~って何見てるの」
「ひかさんが料理するとき、髪を耳にかけるの好きだよ」
「格好いい?」
そう言ってドヤ顔をする光さん。
それでも様になっているからな。
「むしゃんよか~(格好いい)」
「ふふ。色葉くんの方言可愛い」
「標準語の俺は?」
「可愛い」
うん分かってた。
そんな感じで、あと生ハムの豆腐の包みと、サラダを作った。
出来上がったつまみと買ってきたつまみ、お酒をテーブルに並べた。
まずはリンゴの酎ハイを飲む。
光さんがコップに注いでくれた。
「光さんありがとう」
「どういたしまして。じゃあ、乾杯」
「乾杯」
コツンとコップを合わせた。
「ようやく飲めるようになったね」
「うん!光さんと一緒に居酒屋に行けるよ~」
そう言って隣にいる光さんに寄りかかる。
「ふふ。色葉くん酔ってる?」
「酔ってないよ。たくさん食べて飲もー!」
光さんと作ったつまみはどれも美味しかった。
今年の誕生日はすごく楽しい誕生日で嬉しかった。
それなのに、どうして…?
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