アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
癒えない傷 02
-
「いただきます」
今日は人数が多いから、スープパスタとサラダを作った。
簡単だけど、久しぶりに料理した気がする。最近はエネルギー飲料で済ませていたから。
「やっぱり色葉の料理は美味しいな。俺の嫁に来てほしい」
「あはは。色葉くんは僕のだよ」
「そんなの関係ないですよ」
バチバチと伊織と光さんの間に火花が散っている気がするのは俺だけなのか?
そう思ってゆーくんを見ると、ニコニコ楽しそうに二人を見ていた。
「二人ともやめて。ご飯食べてるんだから」
「え?何もしてないよ色葉くん」
「そうだよ!あー、美味しい!ね、ゆーちゃん」
「美味しいねえ」
そう言って、朝ご飯を食べる3人を見て、一体なんなんだ、と思ったのは言うまでもない。
「ご馳走様でしたー!じゃあまたな!」
「ご馳走様。またね!」
「うん。二人ともありがとう」
ご飯を食べたあと、2人が帰るというので玄関まで見送りをした。
部屋に戻ると、光さんが4人分の食器を洗っていた。
無性に抱きつきたくなって、食器を洗う光さんの後ろにピトッと抱きついた。
「ひーかさん」
「どうしたの?」
「抱きつきたかっただけ。気にせず、洗いたまえ」
「早く洗ってしまうね」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
98 / 197