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光の生まれた日 06
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家に帰り着いた俺は、せっせと掃除したり、料理を作ったりして、光さんが帰ってくるまでにはどうにか終わらせることができた。
ケーキはタルト生地から手作りのレアチーズケーキで、上に「Happy Birthday 光さん」とでかでかと下手くそな字でチョコペンで書いて、フルーツを少し乗せた。
あとは冷えるのを待つだけだから、暇になった。
「ふう」
今日あんまり寝てないし、講義も真面目に受けたから眠い。
光さんが帰ってくるまで何しよー…。
んー…揺れる。ん?揺れる…?
「いろ…。いろ、起きて」
顔を上げるとスーツ姿の光さんが飛び込んできた。
「あ、光さん…おかえりなさい」
何するか考えていたら寝てしまってた…。
折角玄関に迎えに行くつもりだったのに。
「眠かったらベッドで寝ていてよかったのに」
「気付いたら寝てたんだよ。それよりご飯食べよう?俺、ご飯の準備してくるからスーツ脱いでおいで」
「はーい。お願いします。あ、弁当とカップケーキ美味したかった!ありがとう」
着替えに行こうとした光さんは、くるっと笑顔で俺の方に振り向いた。
うんうん。誕生日だから、この笑顔が見たかったんだ。
作った甲斐があるね。
「お礼はキスでお願いします」
そう言って目を閉じると、そっとキスをされた。
なんとなく物足りなくて、光さんの頭を押さえ、さらに求めた。
「んん!いろ…ん、ふぅ…」
一瞬驚いたみたいだけど、受け入れてくれる光さん。
「んぅ…、ふ、ん…」
俺を掴む手の力が段々弱まってくる。
あー、光さん可愛い。
今日が平日じゃなかったらヤれたのになあ。
くっそー!可愛い光さんを食べたかった!
これ以上続けると俺がやばそうだから離れて、準備をし始めた。
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